bemyseifnurseのブログ

看護師歴13年目の男性看護師です。日々の看護で自分らしく一喜一憂しながら

看護師の雑談① ~不眠の根源に迫るストレスと心の不安~

こんにちは、みなさん。看護師のbemyseifnurseです。

今回は、不眠の原因の1つであるストレスと心の不安について深く考察していきたいと思います。

1. ストレスの悪循環

忙しい現代社会では、仕事や家庭、人間関係の中で様々なストレスが蓄積されることがあります。このストレスが心身に作用し、交感神経が優位になり寝る前や深夜になってもなかなかリラックスできず、結果的に不眠を引き起こします。また、こうした状態は悪循環となり、不眠になることでストレスに対する抵抗力も低下し、さらにストレスが増幅されていくことが考えられます。

2. 心の不安と入眠の障害

心の不安は入眠を妨げる重要な要因となります。未来への不安、人間関係のトラブル、過去の出来事などが心に引っかかり、ストレスが大きく蓄積しリラックスが難しくなります。入眠する際、心が安定していないと、ストレスが継続して蓄積し深い眠りに入ることが難しくなります。

3. キャパシティの超過と疲労

ストレスや心の不安が増え多く蓄積すると、心の「キャパシティ」が超過され、情報処理がうまくいかず、感情のコントロールが難しくなります。そのため、心をリラックスすることが困難になり疲労感が大きく増加し、入眠が遅れたり、浅い眠りが続くことがあります。

4. 自律神経の乱れ

ストレスや心の不安が持続すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に増加するため交感神経が優位になり自律神経が乱れます。交感神経が優位になることで、脳が覚醒状態になり安眠が難しくなります。心身のリラックスが必要な入眠時に、交感神経が活発になることは、不眠の原因となります。

5. 不眠の悪循環と日常生活への影響

不眠が続くと、脳の機能が低下し集中力や注意力が低下し、仕事や学業への影響が生じます。これにより更なるストレスがかかり、不眠の悪循環が深刻化していくことが考えられます。

心の不安やストレスによりストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは覚醒のために必要で血圧や血糖値を上昇させ集中力や注意力を上げる役割があります。しかし、過剰に分泌されると脳の覚醒状態が長く続き、リラックスすることが上手くできずに入眠することが難しくなります。そのため、日常生活でのストレス管理や、心を穏やかに保つ方法を見つけることで、良質な睡眠への道が開けるかもしれません。

寝る前には自分が落ち着くことをそれぞれ行い、しっかりとリラックスし、心地よい眠りを手に入れましょう。